ウォッチについて
電池交換について
時計を安心して使用いただくために、電池交換時には制度点検・消費電流・傍観・防水性のテストなど併せて総合点検を行っておりますが、再度時間不良が生じる場合、分解掃除(オーバーホール)が必要となります。(*クォーツクロノ時計のクロノグラフを頻繁に使用しますと、非作動時と比べ3倍から8倍の電池が消耗します。)電池切れのまま放置しますと漏液する場合がございますのでご注意ください。
分解掃除(オーバーホール)について
時計内(ムーブメント)の潤滑油など変色・消耗などにより内部機械を分解し洗浄を行い、組み立て注油し再度、制度点検・各機能点検・ランニングテストなどの総合点検を実施しております。(*機械式の時計は定期的に3年〜4年くらいをめどに分解掃除をお勧めいたします。)
外装部品交換・調整について
外装部品だけの作業となり、内部の点検・調整作業は行いません。ブレスレットなどに使用されているねじ類は、可動部分ですので年月とともに少しづつ緩んできますが、メガネのねじが緩むのと同じ現象ですので定期的にねじ類の増し締めを行ってください。
お手入れについて
ケースやブレスレット(皮ベルト)などの外装部品は、常に人体に触れているため、大変汚れやすい部分です。外装部品に汚れ・汗・水滴などがついているときは、吸湿性の良い柔らかな布で拭き取って、常に清潔にしてください。メッシュブレス・ブレスレットの汚れや目つまりがひどいときは、水に薄めた石鹸水などにつけて、指や歯ブラシで洗い、その後は必ず水洗いを行い、柔らかい布でふき取り乾かしてください。(*このとき、防水時計以外は時計本体に水がかからないように十分ご注意ください。)
温度について
時計を直射日光にさらしたり、高温になる場所や寒い場所など温度差の激しい場所に長時間放置しないでください。進み・遅れなどの精度に支障をきたします。常温に戻れば精度は回復しますが、激しい環境は時計の寿命に影響しますので十分にご注意ください。
裏蓋のシールについて
時計の裏面に貼り付けしてあるキズ止めシールは必ずはがしてご使用ください。シールがついたままですとサビが発生する恐れがあります。
磁気について
テレビ・ステレオ・電子レンジ・携帯電話などの家庭用電気製品のそばや上に放置しないでください。時計が磁気の影響を受けて、止まりや遅れなどの精度に影響します。短時間でしたら一時的な精度の乱れで電気製品から遠ざければ回復しますが、長時間影響を受けてしまうと時計(機械)が磁気化されてしまい精度が回復しなくなってしまいますので、ご注意ください。
自動巻時計について
自動巻時計の機械は、手巻きの機械上にローターというゼンマイの巻き上げ補助をする部分が付属した機械式時計です。時計を振って動き出しただけでは、動力となるゼンマイの巻上げが十分ではなく正確な精度が出ません。また、持続時間も短くなります。ご使用の際は、リューズにて約30回転ゼンマイを巻き上げて(時計回り)からご使用いただくようお願い致します。(*一般的な自動巻き時計の精度は日差±15秒以内です。)
カレンダーの合わせについて
リューズを一段引き出した状態で、リューズをまわしてカレンダーを合わせます。このとき午後9時から午前3時の間は絶対にカレンダーを合わせないでください。この時間帯はカレンダーが自動的に変更される時間帯なので、もしもこの間にカレンダーの変更を行いますと、機械内部の歯車の欠損・破損などにつながってしまいますので十分に注意してください。
自動巻時計のショックについて
ジョッキングなどの軽い運動程度のショックでは機械に影響はありませんが、キャッチボールやテニス・ゴルフなどで生じるショックはできるだけ避けてください。また、落下や激しい接触などの衝撃は与えないでください。進みや故障の原因になります。
サビについて
ステンレスよりも、汗や水などで濡れたまま放置されますとサビが発生します。バンドの隙間に付着した、サビ・汚れが染み出して衣類の袖口などを汚すこともあります。